文星芸術大学 染織専攻ブログ
文星芸術大学 染織専攻のブログです。
2010'06.02.Wed
2010'05.20.Thu
2010'05.12.Wed
こんにちは。
4年生の作業がどんどん進んできましたよ◎
ある学生の作業。
技法:型染
帯制作です。
型染には2年生の生地でもお送りしたように、
渋紙というものを使います。
渋紙を図柄通りに彫って、穴のあいた部分に型糊(染まらない部分)を置きます。
図柄によって彫る部分が多いと型紙(渋紙)自体の強度が弱くなったり、へらで糊を置くときに型紙を引っ掛けてしまう可能性があります。
それを防ぐために、「紗」というものを型紙に貼ります。

型紙と紗です。
紗を貼るために、カシューという樹脂塗料(+カシュー薄め液/そのままではとても濃く粘り気が強いのです)
で型紙に貼っていきます。

図柄の部分にも満遍なく塗ります。
全体に塗り終えたら、図柄の部分についたカシューが目詰まりしないように刷毛で取ります。

図柄が出てきましたね。
繰り返し、何度か目詰まりを取り、乾燥すれば出来上がりです。

先生も目詰まりチェック
!
さぁ、いよいよ型付です。
緊張する~!(管理人が)
4年生の作業がどんどん進んできましたよ◎
ある学生の作業。
技法:型染
帯制作です。
型染には2年生の生地でもお送りしたように、
渋紙というものを使います。
渋紙を図柄通りに彫って、穴のあいた部分に型糊(染まらない部分)を置きます。
図柄によって彫る部分が多いと型紙(渋紙)自体の強度が弱くなったり、へらで糊を置くときに型紙を引っ掛けてしまう可能性があります。
それを防ぐために、「紗」というものを型紙に貼ります。
型紙と紗です。
紗を貼るために、カシューという樹脂塗料(+カシュー薄め液/そのままではとても濃く粘り気が強いのです)
で型紙に貼っていきます。
図柄の部分にも満遍なく塗ります。
全体に塗り終えたら、図柄の部分についたカシューが目詰まりしないように刷毛で取ります。
図柄が出てきましたね。
繰り返し、何度か目詰まりを取り、乾燥すれば出来上がりです。
先生も目詰まりチェック

さぁ、いよいよ型付です。
緊張する~!(管理人が)
2010'05.07.Fri
前回のブログでは身近にある植物を煮出す風景をお送りしました。
さて本日で1クールが終了になりましたが、染色の続きをお送りしますね!
上の写真は各自で採取してきた植物を煮出した「染液」にウールを浸け染色しています。
ウール自体がほんのり黄色いため淡くしか色味が見えません。
でも染まっているんですよ?
こちらは市販の天然染料です。
大昔から研究された結果、よく染まる天然染料が分かってきたのです。
ちなみにこの染液は「コチニール」という乾燥した【虫】を磨り潰して煮出しました。
イチゴ牛乳とか、成分表を見てみてください。
コチニール色素って書いてあります。
虫と聞いて驚かれるかも知れませんが、意外と身近なんです。
あぁ、楽しそう。(管理人もやりたい!)
今回の1クールは染色したウール等をファイルにまとめて色見本帳として提出してもらいます。
夏休み明けの6クールでは染色した羊毛を糸にし、そこから形作る課題です。
「撚り」がかかることで糸になっていくんです。
フワフワの羊毛が、ほら糸になっていく!
6クールも楽しみですね!
来週から第2クールです。
自分の専攻以外の授業を受けに大学中をまわります!
2年生は、
型糊を作るところまで終っていたので、
「型付け」に入ります。
渋紙を生地の上に置き、硬さ調整をした型糊をヘラで置いていきます。
この糊の部分には色が染みこまないのです。
型付けが終わり、糊が乾いたら地入れという作業を行います。
色を差すまでの準備が整ったら、いよいよ色差しです。
これは色見本なので各色の色々な濃度を見ていきます。
2010'04.26.Mon
4月14日から授業が始まりました。
入学したての1年生は羊の毛(以下 羊毛)を広げ、体の部位を確認し、
羊の脂や埃等で汚れた羊毛を洗うことから始まりました。
実際に広げるとすごい迫力…(写真は羊半身分の羊毛です)
羊毛を洗った後は、身近にある野草や木の皮などを使って羊毛を染色します。

ちなみにこれは杉の葉の枯れたもの
次回は野草で染めた羊毛と市販の天然染料で染めた羊毛を紹介します。
さて、こちらは2年生です。
課題は型染でまず色見本を制作します。
型染のための型糊(防染のための糊)を作っています。

モチ粉+小紋糠+塩にお湯を注ぎよく練って、小さなドーナツを作る。

ドーナツ状にしたものを3時間ほど蒸し、すり鉢でよく練る。(石灰水等を入れる)
型糊を作り終えたら、生地を貼る「長板」の準備です。
古い糊を水でふやかしながらはがし、新しい糊を敷きます(「敷糊」…モチ粉で作った糊)

手の角度やムラがないように糊を敷いていくのって案外難しいのです。
次回は実際に布を板に貼って糊置き(「型付け」)しているところと、色を差す前段階の「地入れ」をお送りします。
3年生は蝋染の授業です。
実際に用途の異なる蝋を筆で布に置いて仕切りを作り、そこに色を差し防染の状態と蝋や色の重ねを用いてのサンプル作りです。

蝋によって防染の具合が全然違うのです。(ここではパラフィン、白蝋、マイクロワックスを使用しています)
サンプルが終るとそれぞれの作品制作に入ります。
4年生や院生は作品の形態が大きくなったり質の高い作品が求められるので、
コンセプトや下図作成に励んでおります。
本格的に制作が始まったらお伝えしたいと思います。
入学したての1年生は羊の毛(以下 羊毛)を広げ、体の部位を確認し、
羊の脂や埃等で汚れた羊毛を洗うことから始まりました。
羊毛を洗った後は、身近にある野草や木の皮などを使って羊毛を染色します。
ちなみにこれは杉の葉の枯れたもの
次回は野草で染めた羊毛と市販の天然染料で染めた羊毛を紹介します。
さて、こちらは2年生です。
課題は型染でまず色見本を制作します。
型染のための型糊(防染のための糊)を作っています。
モチ粉+小紋糠+塩にお湯を注ぎよく練って、小さなドーナツを作る。
ドーナツ状にしたものを3時間ほど蒸し、すり鉢でよく練る。(石灰水等を入れる)
型糊を作り終えたら、生地を貼る「長板」の準備です。
古い糊を水でふやかしながらはがし、新しい糊を敷きます(「敷糊」…モチ粉で作った糊)
手の角度やムラがないように糊を敷いていくのって案外難しいのです。
次回は実際に布を板に貼って糊置き(「型付け」)しているところと、色を差す前段階の「地入れ」をお送りします。
3年生は蝋染の授業です。
実際に用途の異なる蝋を筆で布に置いて仕切りを作り、そこに色を差し防染の状態と蝋や色の重ねを用いてのサンプル作りです。
蝋によって防染の具合が全然違うのです。(ここではパラフィン、白蝋、マイクロワックスを使用しています)
サンプルが終るとそれぞれの作品制作に入ります。
4年生や院生は作品の形態が大きくなったり質の高い作品が求められるので、
コンセプトや下図作成に励んでおります。
本格的に制作が始まったらお伝えしたいと思います。
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